学会史


前史

 経営学史学会の創生の10年以上も前から、毎年7月下旬あるいは8月上旬に、伊豆・修善寺で「現代経営学研究会」という名称の研究会が開かれ、毎回30名前後の参加者が、山本安次郎教授、三戸公教授、加藤勝康教授、村田晴夫教授、佐藤慶幸教授らを中心に、2泊3日でさまざまなテーマで勉強を続けてきていた。この研究会の参加者の間で、比較的早い段階から、経営学史を踏まえながら経営学の理論的研究をふかめることを目的とする学会があればいいなという声があり、いろいろな構想が折りにふれ話し合われてきた。
 1992年8月の研究会のときに、経営学史学会設立準備のための世話人として、まず佐々木恒男・片岡信之・小笠原英司の3名が選ばれた。さらに、所属機関と地域性などを考慮して、学会設立準備委員会を構成し、第1回準備委員会を日本経営学会の大会に合わせて1992年9月4日に明治大学駿河台校舎において開催することにした。10月15日、山本安次郎教授の経営学史学会設立趣意書を、準備委員会で人選を進めていた49名の方々に、発送して、学会創立の発起人を引き受けて下さるよう呼びかけた。さらに、11月10日には、学会への参加を呼びかける文書を、準備委員会が選んだ514名の人たちに、学会設立の趣意書と発起人名簿とともに、発送した。この呼びかけに対して、12月はじめまでに169名の方から参加の申し込みがあり、発起人を加えると230名の会員を得ることになった。
 12月12日、中京大学名古屋学舎において、第2回準備委員会が開催された。会則、および、理事長の任期3年1期限りの原則が決められた。創立総会と第1回大会については、明治大学に開催校を引き受けて頂くこととなり、期日を翌1993年の5月29,30の両日とした。内容としては、初日に2本の記念講演、2日目には5本の研究発表を行うことにした。三戸公理事長、加藤勝康副理事長、吉田和夫副理事長を中心に、新体制が発足した。


創立以降

 創立大会以降の本学会の歴史を、大会の統一テーマから4期に分けてみることにする。
 T.「創生期」は、創立大会、第2回大会の時期である。U.「日米経営学の回顧と展望」を試みたのは、第3回大会から第5回大会までの時期である。V.「経営学研究の回顧」をしたのは、第6回大会から9回大会までの時期である。W.「経営学研究の展望」を目差したのは、第10回大会であり、このときに、創立10周年記念事業として『経営学史事典』(文眞堂)の刊行と配布がされた。

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